先生のところの茶番劇は終わったニャ?
こーゆうことはやめてくれよニャ
今回は、海外メディアなどの情報を参考にして
OpenAIのCEO、サム・アルトマン氏解任騒動についてまとめたニャ!
・一気に話の流れを知りたい方
・日常会話のネタにしたい方
ところでOpenAIってどんな会社?
OpenAI
サンフランシスコを拠点とし、AIの開発を行っている非営利団体
人間の学習能力と推論能力を持つ「汎用人工知能(AGI)」を最初に開発し、
その普及と発展により、人類全体に利益をもたらすことを目的として設立。
AIの恩恵を全人類に広く分配すること、
そのためにAIの安全性を確保し他の研究と協力することを公言しています。
主な製品
OpenAIは、革新的なAI製品を開発しています。
現在は、話題になった「ChatGPT」のほかに、
画像生成AI「DALL・E」、音声認識モデル「Whisper」などを開発しています。
会社の特徴
OpenAIは、「非営利団体としてのOpenAI」の下に
事業を行う営利部門が存在するという仕組みになっています。
これは、安全で全人類に利益をもたらすAGIを構築するためと説明されています。
OpenAIがビジネス面で見れば好調だったのにもかかわらず、
サム・アルトマンが突如解任されてしまったのには、
詳細な理由は不明ですが、取締役会が非営利団体としての判断を下したという事になります。
全人類へのAGIの普及と発展を掲げていますが、
AGIが実際に完成した際には、
それを営利法人や他社にライセンス提供はしない規約となっていて、
AGI実現前の人工知能のみを営利法人に提供することとなっています。
「AGI実現後のお金の社会的役割が不明なため、営利法人への出資も寄付の精神で見るべきだ」
という理由からだそうです。
【時系列】サム・アルトマン解任騒動の流れ
- OpenAIがサム・アルトマンのCEO解任と、
共同創設者であるグレッグ・ブロックマンの取締役解任を発表 - ミラ・ムラティCTOが暫定CEOに就任
- 数時間後、グレッグが辞職を表明
- Microsoft会長兼CEOのサティア・ナデラ氏は、
引き続きOpenAIと連携していく意向を表明 - シニア研究者3名を含む、多くの社員が辞任を表明
突然の出来事だったため、SNSでも情報は錯綜。
マイクロソフトの株価は大きく下落し、非常に混乱した様子に。
その後、解任の理由が明確ではないこと、
取締役会のサムとグレッグ以外のメンバー4人がGoogleMeetでサムを呼び出し、
事前に意見する場すら与えられず解雇通告となったこと、
マイクロソフト社に通知されたのが発表の1分前だったことなどが世間に知られます。
OpenAIに出資しているベンチャーキャピタルにも本件の事前通知などはなく、
「非常識だ」とコメントを出していることからも、
まさに晴天の霹靂であったことが分かります。
- OpenAIの投資家たちが、取締役会に対し
決定を撤回するように圧をかけていると報道される - 取締役会がサムのCEO復帰への交渉の場を設定
- サム側が、復帰の条件として、取締役会の辞任と明確なガバナンスの変更を要求
- 取締役会は約束していたタイムリミットを超過
目立った動きはないまま、交渉の予定時刻を過ぎても
進捗が見られなかったため、より不安が募る1日となりました。
- OpenAIの投資家たちが取締役会に対して、
今回の決定を取りやめるように働きかける - 交渉が決裂し、サムの復帰が難しいことが伝えられる
- Twitchの元CEOエメット・シアが暫定CEOに就任
- Microsoftのナデア氏が、サムとグレッグの入社を発表
今後はマイクロソフトのもとで、
新たに高度なAI研究開発チームを率いていくことを発表
週を跨いでマイクロソフトの株価は全戻り。
なんだ、ただのお騒がせか(安堵)
- 取締役のメンバーの1人であるイリヤ・サツケバーが騒動に対してXで謝罪
- イリヤも含むOpenAIの社員が、
取締役の退任とサムたちの復帰を求めて嘆願書を提出
従業員770人のうち、約95%にあたる738人が
「今の取締役を解任し、独立した取締役を新たに任命しない限り、
OpenAIを辞職してサムとグレッグについていく」という内容の公開書簡に署名
本当にそこまでの席がマイクロソフト側に用意されていたかどうかは定かではないですが、
社員ほぼ全員による署名なんて、さすが米国らしいというか、ドラマチックとも思える展開。
- 取締役会が「従業員を大量流出させるリスクを引き起こした」として、
一部投資家たちがOpenAIが崩壊する可能性を懸念し、法的措置を検討していると報道 - サムの復職に向けた交渉が開始され、取締役会の再編成とサムのCEO復職が決定
- グレッグ・ブロックマンも復職
世界が注目していた交渉ですが、サムの復帰が無事決定。
これにより、5日間にわたるOpenAI解任騒動は収まることとなりました。
マイクロソフトへの入社はどうなったのかというと、
サムがOpenAIに戻ったことで白紙になったよう。
ただ今回の件で、2人のコメントからも、
より一層仲が深まったのではないかと捉えています。
結果的に、マイクロソフトにとってはマイナスな出来事ではなかったと考えています。
サム・アルトマン氏
新しい取締役会とナデラ氏のサポートにより、
OpenAIに戻り、Microsoftとのより強力なパートナーシップを構築するのが楽しみ
サティア・ナデラ氏
OpenAI理事会の変更に励まされていると共に、
より安定し、効果的なガバナンスへの道に不可欠な最初のステップであると信じている
サム、グレッグと話し合い、OpenAIが今後も繁栄し、その使命を確実に発展させていく上で、
リーダーシップチームとして果たすべき重要な役割を担っていることに同意した
私たちは強力なパートナーシップを構築し、
次世代AIの価値を提供できることを楽しみにしている
おわりに
今回の騒動で、OpenAIというチームの厚い団結力と、
サム・アルトマンの高いカリスマ性を見せてもらったような気がします。
サムがCEOに再任されたことで、
更に素晴らしいチームになっていく事でしょう。
社員のモチベーションも、より高まったところで
一層パワーアップしたOpenAIが今後どんな活躍をしていくのか。
これからも益々期待していきたいですね!
良い商品をじゃぶじゃぶ出してくれたら
なんでもいいニャ!