MetaTraderのおすすめインジケーター3選!人気のインジケーターを初心者向けに解説

NIOMARU
先生ー!
FXのチャート画面って、線がいっぱいでゴチャゴチャしてて、どこを見たらいいか全然わからないニャー!
何か便利な道具はないのニャ?
GPT先生
ニャーくん、良いところに気が付きましたね!
実は、チャート分析を手助けしてくれる『インジケーター』という便利なツールがあるんですよ。
今回は、その中でも特に初心者におすすめの3つを紹介しますね。

 

MetaTrader(MT4/MT5)で使える便利なインジケーターとは?

FXトレードで世界中のトレーダーに利用されているプラットフォームが「MetaTrader(メタトレーダー)」、通称MT4やMT5です。このMT4/MT5の魅力の一つが、チャート分析を補助する「インジケーター」を自由に追加できる点にあります。

インジケーターとは、過去の価格データなどを基に計算され、相場の方向性や勢い、転換点などを視覚的に分かりやすく表示してくれるツールのことです。

標準で搭載されている移動平均線やMACDなども強力ですが、世界中の開発者が作成した「カスタムインジケーター」を導入することで、さらに分析の幅を広げることができます。

今回は、数あるカスタムインジケーターの中から、特に初心者がトレードの判断をしやすくなる「HT_Higher_Candle」「Trend Counter」「AutoFibo EX」の3つに絞って、その機能と使い方を詳しく解説していきます。

初心者におすすめのインジケーター3選

ここからは、具体的なインジケーターの機能を見ていきましょう。どれもあなたのトレードの強力な味方になってくれるはずです。

HT_Higher_Candle|上位足のローソク足を重ねて表示

FXで勝率を上げるためには「環境認識」が非常に重要です。
これは、今見ている時間足(例:5分足)だけでなく、より大きな時間足(例:1時間足、4時間足)のトレンドを把握することを指します。大きな流れに沿って取引することで、有利なトレードをしやすくなるからです。

しかし、初心者のうちはチャートを頻繁に切り替えて分析するのは大変ですよね。そんな悩みを解決してくれるのが「HT_Higher_Candle」です。

このインジケーターは、現在表示しているチャートに、指定した上位足のローソク足を背景のように重ねて表示してくれます。

例えば、あなたが15分足でエントリータイミングを探しているとします。
そのチャートにHT_Higher_Candleを使って1時間足のローソク足を表示させれば、1時間足が陽線(上昇中)なのか陰線(下落中)なのかを、チャートを切り替えることなく一目で確認できます。

【使い方】

  1. 15分足チャートに、HT_Higher_Candleで「1時間足」や「4時間足」を表示させます。
  2. 上位足が陽線(上昇トレンド)の時に、15分足で価格が少し下がったところ(押し目)で買いを狙う。
  3. 逆に、上位足が陰線(下降トレンド)の時に、15分足で価格が少し上がったところ(戻り)で売りを狙う。

このように、大きな流れを常に意識しながら、小さな時間足で精密なエントリーができるようになり、いわゆる「木を見て森も見る」トレードが簡単に実現できます。

Trend Counter|トレンドの強さと方向性を数値化

「今の相場は上昇トレンドなの?それとも下降トレンド?」
この判断は、トレードの基本でありながら、非常に難しい問題です。そんなトレンド判断を客観的な数値で示してくれるのが「Trend Counter」です。

このインジケーターは、RSI、CCI、MACDといった複数の有名なテクニカル指標を内部で計算し、現在のトレンドの方向(上昇/下降)と、その強さをパーセンテージで表示してくれます。

チャートの隅に「UP: 75% / DOWN: 25%」といった形で表示されるため、今の相場がどちらに傾いているのかが一目瞭然です。

【使い方】

順張りの根拠に

例えば「UP」のパーセンテージが70%以上など、強い上昇トレンドが示されている時に「買い」でエントリーする根拠の一つになります。

レンジ相場の判断に

「UP」と「DOWN」の数値が拮抗している(例:UP 55% / DOWN 45%)時は、明確なトレンドがない「レンジ相場」である可能性が高いと判断できます。レンジ相場では逆張り戦略を、トレンド相場では順張り戦略を、といった使い分けがしやすくなります。

感覚ではなく、数値という客観的なデータに基づいてトレンドを判断できるため、特に感情的なトレードをしてしまいがちな初心者の方には心強い味方となるでしょう。

AutoFibo EX|自動でフィボナッチ・リトレースメントを描画

「フィボナッチ・リトレースメント」は、トレンド中の押し目(一時的な下落)や戻り(一時的な上昇)がどこで止まりやすいかを予測するための非常にポピュラーな分析ツールです。しかし、正しくラインを引くには、トレンドの起点となる高値と安値を正確に見つける必要があり、初心者には少し難しく感じられるかもしれません。

その手間をすべて自動化してくれるのが「AutoFibo EX」です。

このインジケーターは、チャート上の重要な高値と安値を自動で検出し、最適なフィボナッチ・リトレースメントを描画してくれます。あなたは、表示されたラインを意識するだけでOKです。

特に意識されるラインは「38.2%」「50.0%」「61.8%」で、価格がこれらのライン付近で反発する傾向があります。

【使い方】

  1. 上昇トレンド中に価格が下落してきたら、AutoFibo EXが自動で表示した38.2%や61.8%のラインで価格が反発するのを確認して「押し目買い」を狙います。
  2. 下降トレンド中に価格が上昇してきたら、同様に各ラインでの反発を確認して「戻り売り」を狙います。

どこでエントリーを検討すべきかの「目安」がチャート上に自動で表示されるため、トレードプランが格段に立てやすくなります。

インジケーターの入手方法と注意点

今回ご紹介したカスタムインジケーターは、主に海外のFXフォーラムやインジケーターを配布しているWebサイトから無料でダウンロードできる場合が多いです。

ただし、利用する際には以下の点に注意してください。

信頼性

ダウンロードは信頼できるサイトから行いましょう。悪意のあるプログラムが仕込まれている可能性もゼロではありません。

動作の重さ

多くのインジケーターを一度に表示させると、MT4/MT5の動作が重くなることがあります。本当に必要なものだけに絞って使いましょう。

過信は禁物

インジケーターはあくまで分析を補助するツールであり、100%勝てる「聖杯」ではありません。必ず複数の根拠を組み合わせて判断することが大切です。

証券会社の規約

Deep Researchによる調査では、ほとんどの証券会社でカスタムインジケーターの利用は認められています。しかし、サーバーに極端な負荷をかけるような特殊なツールの使用は禁止されている場合がありますので、念のため利用する証券会社の規約を確認しておくと安心です。

【先生のまとめ】

今回は、MetaTraderのチャート分析を強力にサポートしてくれる3つのカスタムインジケーターをご紹介しました。

HT_Higher_Candle … 上位足の状況を1つのチャートで把握し、環境認識を効率化します。
Trend Counter … トレンドの方向と強さを数値化し、客観的な相場判断を助けます。
AutoFibo EX … 押し目や戻りの目安となるフィボナッチを自動で描画し、エントリーポイントの選定を容易にします。

これらのインジケーターを単体で使うだけでも非常に便利ですが、組み合わせて使うことで、より分析の精度を高めることができます。

例えば、「HT_Higher_Candleで大きな流れが上向きなのを確認し、Trend Counterで上昇の勢いが強いことを確認した上で、AutoFibo EXで押し目のポイントを探して買いでエントリーする」といった、根拠のしっかりしたトレード戦略を立てることが可能になります。

インジケーターはあなたのトレードを助ける心強い味方です。
しかし、最も重要なのは、これらのツールを使いこなし、自分自身のトレードルールを確立していくことです。

ぜひ、デモトレードなどで試しながら、ご自身のトレードスタイルに取り入れてみてください!

【ニャーくんの総評】

なるほどニャー!これなら僕でもチャート分析がもっと楽しくできそうだニャ!

「HT_Higher_Candle」で大きな流れを見て、「Trend Counter」でトレンドの強さを確認、「AutoFibo EX」でエントリーポイントを探る…って感じかニャ!

すごく分かりやすかったニャ!早速ダウンロードして使ってみるニャー!

NIOMARU
先生ありがとうなのニャ!