MetaTraderのインジケーターってたくさんあって、どれを使えばいいか分からないニャ…
では今日は、数ある中でも特に便利で人気のあるインジケーターを3つ、特別に教えましょう！
MetaTraderでトレードの精度を上げる！厳選インジケーター3選
FXや株式のトレードで世界中のトレーダーに愛用されているプラットフォーム「MetaTrader（MT4/MT5）」
その最大の魅力の一つが、チャート分析を助けてくれる「インジケーター」を自由に追加できることです。
しかし、ニャーくんのように「種類が多すぎて、何が何だか分からない…」と感じている初心者の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、数あるカスタムインジケーターの中から、特に「トレンド把握」「未来予測」「重要価格帯の確認」に役立つ、以下の3つに絞って、その特徴と使い方を分かりやすく徹底解説していきます。
- SuperTrend（スーパートレンド）
- Miraiyosoku_Navi（未来予測ナビ）
- Previous Candle Hi-Lo（プリビアスキャンドル・ハイロー）
これらのインジケーターを使いこなせば、あなたのトレード分析が一段と深まること間違いなしです。それでは、一つずつ見ていきましょう。
トレンドの方向が一目瞭然！「SuperTrend」
まずご紹介するのは、その名の通り「トレンド」を視覚的に非常に分かりやすく示してくれるインジケーター「SuperTrend」です。
SuperTrendとは？
SuperTrendは、トレンドフォロー系のテクニカル指標です。チャート上に色のついたラインを1本表示するだけのシンプルな構造ですが、そのラインの色と位置で、現在の相場が上昇トレンドなのか下降トレンドなのかを瞬時に判断できます。
このシンプルさが、初心者から絶大な支持を得ている理由です。相場の大きな流れを掴むのに、これほど適したインジケーターはなかなかありません。
SuperTrendの設定と使い方
SuperTrendをチャートに表示させると、いくつかのパラメーターを設定できます。特に重要なのが以下の2つです。
ATR Period（期間）
トレンドの感度を決定します。期間を短くするとトレンド転換に素早く反応しますが「ダマシ」も増え、長くすると反応は緩やかになりますが、より大きなトレンドを捉えやすくなります。一般的には「10」や「14」がよく使われます。
Multiplier（乗数）
ラインとローソク足の距離を調整します。数値を大きくするほどラインはローソク足から離れ、トレンド転換のシグナルが出にくくなります。デフォルトの「3.0」が一般的です。
基本的な使い方は、ラインの色の転換をエントリーや決済のシグナルとして利用します。
買いシグナル
赤色のラインが緑色に変わり、ローソク足の下に表示されたタイミング。
売りシグナル
緑色のラインが赤色に変わり、ローソク足の上に表示されたタイミング。
ただし、SuperTrendはトレンド相場では非常に強力ですが、値動きが一定の範囲を行き来するレンジ相場では、色の転換が頻発してしまい「ダマシ」が多くなるという弱点があります。
そのため、他のインジケーター（例えば、移動平均線やMACDなど）と組み合わせて、トレンドの有無を確認しながら使うのがおすすめです。
未来のチャートパターンを予測？「Miraiyosoku_Navi」
次にご紹介するのは、少しユニークなインジケーター「Miraiyosoku_Navi」です。これは、過去のチャート形状から、未来の値動きを予測してくれるというものです。
Miraiyosoku_Naviとは？
このインジケーターは、現在のチャートパターンと似た形状を過去の膨大なデータの中から探し出し、その後の値動きがどうなったかを複数パターン、チャートの未来位置に表示してくれます。
まるで「天気予報」のように、未来のチャートの可能性をいくつか示してくれるため、この先の展開をイメージするのに役立ちます。
使い方と注意点
Miraiyosoku_Naviは、エントリーポイントを直接示すものではなく、あくまでシナリオプランニングの補助ツールとして使うのが賢明です。
表示された予測パターンを見て、「このまま上昇する可能性が高いかな？」「いや、下落するパターンも有力そうだ」といったように、複数の未来を想定します。
そして、他のテクニカル分析と照らし合わせながら、どのシナリオの確度が高いかを判断していくのです。
最も重要な注意点は、これが「予測」であり「予言」ではないということです。
過去に似たパターンがあったからといって、未来も必ず同じ動きをする保証はどこにもありません。予測を過信せず、あくまで参考情報の一つとして冷静に活用しましょう。
重要価格帯を自動表示「Previous Candle Hi-Lo」
最後は、地味ながらも非常に実用的なインジケーター「Previous Candle Hi-Lo」です。
Previous Candle Hi-Loとは？
このインジケーターは、指定した時間軸の「前の足（Previous Candle）」の高値（Hi）と安値（Lo）に、自動で水平線を引いてくれるというシンプルなツールです。
例えば、現在のチャートが1時間足の場合、パラメーターで「日足（Daily）」を選択すれば、チャート上に「前日の高値」と「前日の安値」のラインが自動で表示され続けます。
前日や前週の高値・安値は、多くのトレーダーが意識する重要な価格帯です。
これらのラインは、相場の反転ポイント（サポート・レジスタンス）になったり、そのラインを突破（ブレイク）することでトレンドが加速する起点になったりします。
活用法
このインジケーターは、特に以下のようなトレード戦略で真価を発揮します。
ブレイクアウト戦略
前日の高値を上に抜けたら「買い」、前日の安値を下に抜けたら「売り」といった戦略の目安として使えます。
デイトレードの利確・損切り目標
短期売買において、前日の高値・安値は意識されやすいため、利益確定や損切りの目標価格として設定するのに役立ちます。
環境認識
上位足（例：4時間足チャートに日足のラインを表示）の高値・安値ラインを引いておくことで、現在の価格が大きな流れの中でどの位置にいるのかを客観的に把握できます。
自分で毎日ラインを引く手間が省け、常に意識すべき価格帯をチャートに表示しておけるため、トレードの規律を保つ上でも非常に便利なツールです。
【まとめ】
いかがでしたでしょうか。今回は、MetaTraderで利用できる数多くのインジケーターの中から、特に初心者の方にもおすすめの3つをご紹介しました。
大切なのは、これらのインジケーターは万能の魔法のツールではないということです。それぞれに得意な相場と不得意な相場があります。一つのインジケーターを過信するのではなく、それぞれの特性を理解した上で複数組み合わせたり、ご自身のトレードスタイルに合わせて使い方を工夫したりすることが、安定したトレードへの近道です。
ぜひ、デモトレードなどで試してみて、その便利さを体感してください。
【ニャーくんの総評】
今日紹介してくれた3つのインジケーター、どれもすごく面白そうだニャ！
特にSuperTrendは、ラインの色が変わるだけでトレンドが分かるなんて、ボクみたいな初心者にはピッタリなのニャ！
Miraiyosoku_Naviで未来を想像して、Previous Candle Hi-Loで大事な価格をチェックする…みたいに、組み合わせて使ってみるニャ！
