FXで通貨を保有している間にもらえる「おこづかい」のようなものなんですよ。
でも、なんでくれるのニャ?
FXのスワップポイントとは?
ニャーくんが疑問に思ったように、FXでは通貨を保有しているだけでスワップポイントと呼ばれるものがもらえます。
これは、2国間の金利差を利用して得られる利益です。
金利差で生まれる「おこづかい」
世界各国では、経済状況に合わせて金利を設定しています。この金利は国によって異なり、日本のように低い金利の国もあれば、トルコや南アフリカのように高い金利の国もあります。
FXでは、異なる国の通貨を交換して取引を行います。例えば、日本の通貨である円を売って、高金利の国の通貨であるトルコリラを買うとします。
この時、円を売るということは、日本で円を借りているのと同じ状態になり、トルコリラを買うということは、トルコでリラを預けているのと同じ状態になります。
すると、預けているトルコリラには高い金利がつき、借りている円には低い金利が発生します。この金利差がスワップポイントとして受け取れるのです。
スワップポイントの計算方法
スワップポイントは、以下の式で計算されます。
スワップポイント = (取引通貨の金利 - 決済通貨の金利) × 取引数量 × スワップポイントのレート
例えば、1ドル=140円の時に1万ドルを買い、米ドルの金利が2%、円の金利が0.1%、スワップポイントのレートが0.02円だったとします。
この場合、スワップポイントは、
(2% - 0.1%) × 1万ドル × 0.02円 = 38円
となります。
スワップポイントの受け取り方
スワップポイントは、ポジションを保有している限り毎日受け取ることができます。ただし、受け取るためには、ポジションを翌日に持ち越す必要があります。これを「ロールオーバー」と言います。
ロールオーバーは、毎日決まった時間に自動的に行われます。この時間にポジションを保有していると、スワップポイントが口座に反映されます。
スワップポイントで注意すべきこと
スワップポイントで利益を得るためには、いくつかの注意点があります。
スワップポイントは、各国の金利差によって決まるため、金利が変動するとスワップポイントも変動します。場合によっては、スワップポイントがマイナスになることもあります。
FXでは、通貨を売買する際に「スプレッド」と呼ばれる手数料が発生します。スプレッドは、通貨ペアやFX会社によって異なります。
スワップポイントで利益を得るためには、スプレッドの低い通貨ペアを選ぶことも重要です。
FXでは、「レバレッジ」と呼ばれる仕組みを利用して、少ない資金で大きな金額の取引を行うことができます。しかし、レバレッジをかけすぎると、損失が大きくなるリスクがあります。
スワップポイントを狙う場合でも、レバレッジをかけすぎないように注意しましょう。
まとめ
今回は、FXのスワップポイントについて解説しました。スワップポイントは、FXで通貨を保有している間にもらえる「おこづかい」のようなものです。
スワップポイントを利用することで、FXでさらに利益を得られる可能性があります。しかし、スワップポイントにはリスクも伴うため、注意が必要です。
FXを始める際は、スワップポイントだけでなく、FXの仕組みやリスクについてもしっかりと理解しておきましょう。
スワップポイントって、毎日もらえるおこづかいみたいなものニャんだね!
でも、金利が変わるともらえる金額も変わるから、注意が必要ニャー。
先生、詳しく教えてくれてありがとニャー!