今日はMetaTraderで使える、ちょっと便利なインジケーターについてお話ししますよ。
インジケーターって、チャートを分かりやすくしてくれる魔法の道具のことかニャ?
どんな魔法があるニャ?
今回はチャート分析がもっと楽しく、そして分かりやすくなる3つの特別なインジケーターを紹介しますね!
MetaTraderを劇的に便利にするカスタムインジケーター3選
こんにちは!FXトレードの世界へようこそ。
この記事では、世界中のトレーダーが愛用する取引プラットフォーム「MetaTrader(MT4/MT5)」で利用できる、非常に便利なカスタムインジケーターを3つに絞って、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
標準で搭載されているインジケーターも優秀ですが、カスタムインジケーターを追加することで、分析の幅が格段に広がり、トレードの精度向上に繋がります。
今回は「CustomCandle6」「old CCFp & alerts」「1JPNTime」という、トレーダーの間で評価の高いインジケーターに焦点を当てて、その機能と使い方を詳しく見ていきましょう。
上位足の流れを掴む!「CustomCandle6」
トレードで勝率を上げるためには、自分が取引している時間足だけでなく、より長期的な視点を持つことが非常に重要です。例えば、15分足でトレードしているなら、1時間足や4時間足が上昇トレンドなのか、下降トレンドなのかを把握しておく必要があります。
この「環境認識」を劇的に簡単にしてくれるのが「CustomCandle6」です。
「CustomCandle6」とは?
「CustomCandle6」は、現在表示しているチャートに、指定した上位時間足のローソク足を重ねて表示させることができるインジケーターです。
通常、15分足のチャートを見ながら1時間足の動きを確認するには、チャートの時間足を切り替える必要があります。しかし、このインジケーターを使えば、15分足のチャート上に、背景のように1時間足のローソク足を表示させることが可能です。これにより、チャートを切り替える手間なく、常に上位足の大きな流れを意識しながら、短期足でのエントリータイミングを計ることができます。
「CustomCandle6」の具体的な使い方とメリット
最大のメリットは、マルチタイムフレーム分析(複数の時間足を同時に分析すること)が直感的に行える点です。
例えば、1時間足が陽線(上昇)で確定したのを確認してから、15分足で押し目買いを狙う、といった戦略が立てやすくなります。上位足のトレンド方向に沿ったエントリーを心掛けることで、トレードの優位性を高めることができるでしょう。
設定も簡単で、インジケーターのプロパティから表示させたい上位足の時間(例: 60分、240分など)を指定するだけで利用できます。初心者の方が陥りがちな「木を見て森を見ず」の状態から脱却するための、強力なサポートツールと言えます。
通貨の強弱を可視化する「old CCFp & alerts」
FXは2つの通貨のペアで取引されます。例えば、米ドル/円(USD/JPY)が上昇している時、それは「米ドルが円に対して買われている」状態です。では、その要因は「米ドルが強い」からでしょうか?それとも「円が弱い」からでしょうか?
この通貨間の力関係を明確にしてくれるのが「old CCFp & alerts」です。
「old CCFp & alerts」とは?
「old CCFp & alerts」は、チャートのサブウィンドウに、複数の主要通貨の強弱をラインチャートで表示してくれるインジケーターです。
例えば、USD、JPY、EUR、GBPといった主要通貨の強弱が、それぞれ色分けされたラインで時系列に沿って表示されます。ラインが上向けばその通貨が強く、下向けば弱いことを示します。これにより、「今、どの通貨が買われていて、どの通貨が売られているのか」が一目で分かります。
「old CCFp & alerts」の活用方法
このインジケーターの最も効果的な使い方は、トレンドフォロー戦略です。つまり、最も強い通貨を買い、最も弱い通貨を売るペアを選ぶことで、トレンドが発生しやすく、利益を伸ばしやすい通貨ペアを見つけ出すことができます。
例えば、CCFpのチャートでUSDのラインが急上昇し、JPYのラインが急降下している場合、USD/JPYは強い上昇トレンドが発生している可能性が高いと判断できます。このように、感覚ではなくデータに基づいて取引する通貨ペアを選ぶことができるのが大きな強みです。「alerts」という名前の通り、特定の通貨の強弱に変化があった際にアラートを鳴らす機能もあり、チャンスを逃しません。
日本時間を表示してチャンスを逃さない「1JPNTime」
多くの海外FX会社を利用していると、MetaTraderのチャートに表示される時間は、サーバーが置かれている国の時間(例えばキプロス時間など)になります。これでは、日本のトレーダーにとって重要な経済指標の発表時間などを正確に把握するのが少し面倒です。この問題を解決するのが「1JPNTime」です。
「1JPNTime」とは?
「1JPNTime」は、その名の通り、MetaTraderのチャート上に「日本時間」を表示してくれる、非常にシンプルなインジケーターです。
通常、チャートの時間軸はサーバー時間で表示されていますが、「1JPNTime」を導入すると、サーバー時間と並行して日本時間が表示されるようになります。表示方法は、チャートの区切り線に時間を表示させたり、チャートの右端に現在の日本時間を表示させたりと、設定で変更可能です。
なぜ日本時間の表示が重要なのか?
FX市場は、重要な経済指標の発表や、東京、ロンドン、ニューヨークといった主要市場のオープン・クローズ時間帯に大きく動く傾向があります。
例えば、「日本時間21:30にアメリカの重要な経済指標が発表される」という情報を得たとしても、サーバー時間でしか表示されないチャートでは、それが何時にあたるのかをいちいち計算しなければなりません。「1JPNTime」があれば、その手間は一切不要です。日本時間で相場の動きを正確に把握することで、重要なイベントに備えたり、ボラティリティが高まる時間帯を狙ったトレード戦略を立てたりすることが容易になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回ご紹介した3つのインジケーターは、それぞれ異なる角度からトレードをサポートしてくれます。
CustomCandle6
上位足の環境認識を助け、大局観を持ったトレードを実現します。
old CCFp & alerts
通貨の力関係を可視化し、トレンドが出やすい通貨ペアの選択に役立ちます。
1JPNTime
日本時間を表示することで、時間管理を正確にし、重要な取引機会を逃しません。
これらのインジケーターは、いずれも無料で手に入れることができます。まずは一度、ご自身のデモ口座などで試してみて、その便利さを体感してみてください。
ただし、インジケーターはあくまで分析を補助するツールです。
これだけに頼るのではなく、資金管理やトレードの基本原則と組み合わせて活用することが、成功への鍵となることを忘れないでくださいね。
難しいと思っていたインジケーターだけど、今日の話はとっても分かりやすかったニャ。
「CustomCandle6」で大きな流れを見て、「CCFp」で一番強そうな通貨と弱そうな通貨を選んで、「1JPNTime」で日本の時間を見ながらトレードする…
ニャんだか、ニャーもプロのトレーダーになれそうな気がしてきたニャ!
さっそく試してみるニャー!