買える商品が増えたニャ!
知ってることだけ。
・投資する場合のメリットとデメリット
・どんな人に向いているのか
iFree NEXT FANG+ インデックスとは
設定日
2018年1月31日
純資産
331.38億円
運用会社
大和アセットマネジメント
概要
次世代テクノロジーをベースとし、グローバルな現代社会において、
人々の生活に大きな影響力を持ち、高い知名度を有する米国上場企業で構成される、
NYSE FANG+指数の動きに連動する投資成果をめざすファンド
FANG+指数とは?
世界的に有名なテクノロジー企業10銘柄に
均等投資する株価指数
Facebook(Meta)
Amazon
Netflix
Google
- Apple
- Microsoft
- NVIDIA
- Tesla
- Snowflake
- Broadcom
(2023年10月現在)
銘柄選定方法
原則として『FAANMG』の6銘柄は固定
残りの4社はルールに則り選定
- 時価総額(35%)
- 1日平均売買高(35%)
- 直近12ヶ月株価売上高倍率(15%)
- 直近12ヶ月高成長率(15%)
上記の4指標から加重平均でランキング化した、
上位4銘柄を構成銘柄とする
投資対象
米国で法人登録された、米国をリスク所在国とする企業
2022年の12月までは、
投資対象にADR(米国預託証券)も入っていたため
アリババやバイドゥなどの中国の大手企業も組み入れられていました。
買いやすくなったニャね!
地政学リスクの低下を目的としています
銘柄の入れ替えは定期のリバランス時に行われます。
2022年12月に指数の算出方法が変更され、
ADR(米国預託証券)が投資対象から除外されました。
それにより、アリババとバイドゥ(百度)が除外され、
代わって、AMDとSnowflakeが新規採用されました。
直近では2023年9月のリバランス時に、
AMDが除外され、ブロードコムが新規採用されています。
NASDAQ100にも採用されてない
スノーフレークが採用されてるのは謎ニャ
いや、良い会社だとは思うニャけど‥
条件を満たしているということでしょう。
しかし、
直近のパフォーマンスは芳しくないため
リバランス時に入れ替えになる可能性があります。
組み入れ比率
10銘柄っていうのもインデックスの中では
銘柄数がすごく少ないニャ
常に均等という訳ではないですが、
10銘柄が大体同じ比率になるように
設定されています(各9〜11%程度)
(2023年9月29日月次レポートより)
コスト
運用管理費用:年率0.7755%(税込)
他のインデックスファンドと比較すると、
コスト面ではやや高く感じてしまいますね
つみたてNISA対象の投資信託 | 管理費用(年率) |
eMAXIS Slim S&P500 | 0.09372% |
eMAXIS Slim 全世界株式 | 0.05775% |
楽天VTI | 0.162% |
iFreeNEXT FANG+ | 0.7755% |
(2023年10月現在)
パフォーマンス
米国株は全部こんな感じニャろ
期間別騰落率
期間 | iFreeNEXT FANG+ | eMAXIS Slim S&P500 |
1ヶ月 | −2.44% | −3.87% |
3ヶ月 | −1.37% | −4.17% |
6ヶ月 | +30.97% | +8.85% |
1年 | +64.56% | +8.15% |
3年 | +79.44% | +85.21% |
5年 | +276.07% | +122.52% |
(2023年10月30日現在)
伸びる時大きいニャ!
しかしその場合、
他の銘柄も下げていることが多いので、
同じように下げていますね。
銘柄比較
FANG+インデックスの上昇相場の時の上げ幅、
下げ相場の時の下げ幅は、他のインデックスファンドと比べるとかなり大きくなっています。
上昇相場時には、レバレッジをかけていない商品で
これほど他の指数をアウトパフォームしているのは魅力にも感じます。
しかし、下げ相場時の下落幅もかなり大きいので、
買うタイミングによっては、長期で苦しい展開になる可能性も頭に入れておく必要があります。
また、固定された6銘柄を含んだ10銘柄のみで、
既にこれだけのパフォーマンスを出している、
という時点で、この先のEPS成長率の鈍化や、
株式の割高感による下落リスクも少なからずあり、
その際の下落の幅には、大きく身構えておく必要もあるかもしれません。
結局GAFAMNTの占める割合が大きいから
好きなやつにしたら良さそうニャ
・集中投資のリスク
このあたりがポイントですね
つみたてNISAで投資するべきか
iFreeNEXT FANG+インデックスに、
積立NISAで投資する場合のメリットとデメリットについて考えていきます。
メリット
成長性の高い企業に集中投資できる
米国株の成長はGAFAMNTに牽引されています。
そのGAFAMNTを含む、
世界をリードする企業10社のみへの集中投資のため、
構成銘柄の多くが今後も高い成長を続けることが期待されます。
運用の手間がかからない
インデックス投資なので積立設定をしておくだけで、
高成長の大企業10社に満遍なく投資できます。
構成比率はほぼ均等なので、
自分で10社の個別銘柄を買っても同じかもしれません。
ですが、コツコツと積み立てながら、
放っておいても自動でリバランスしてくれることにより
自分でタイミングを計って個別株投資をするよりも、
気楽に積み立てることが可能です。
少額から投資できる
新NISAの枠は最大で1,800万円ですが、
つみたて金額は個人で設定できるので100円から投資することができます。
同じ銘柄の個別株を購入する場合、
現在価格で最低でも約$130(Google)かかりますし、
ブロードコムの個別株を買いたい場合は
1株でも約$850もかかってしまいます。
(2023年10月末)
投資信託で買うことにより、
少額でまとめて大企業の株式を買うことができるので、
将来の成長に期待して長い時間軸で持ちたい場合や、
時間分散でリスクを抑えながら積み立てていきたい場合、
つみたてNISAを利用した投資は非常に便利だといえます。
デメリット
集中投資のため、リスクが高い
他のインデックス型の投資信託やETFに比べると、
構成銘柄がかなり少なくなっています。
そのため、1つの銘柄が大きく下落した場合には
FANG+の基準価格も大きく下落する場合があります。
1つ1つの銘柄の比率が高いことにより、
各銘柄の影響を大きく受けやすい点は注意が必要になります。
構成銘柄の入れ替え
原則で固定されている6銘柄以外は、
リバランス時に入れ替えの可能性があります。
そのため長期で積み立てていく場合には、
銘柄の変化による運用結果の変化や、
自分が投資したいと思う企業ではない銘柄が含まれてくる可能性もあります。
しっかりとスクリーニングされ、
【ルールに従った選定基準により選ばれた銘柄】
に入れ替えられることに変わりはないですが、
月次レポートなどに目を通し、変化を理解しておくことは必要になります。
つみたてNISAで投資するべき?
本来、つみたてNISAは長期的な投資を目的としており、
リスクをできるだけ抑えた商品を購入するのに適しているといえます。
そのため、集中投資でリスクの高いFANG+指数は、
つみたてNISAに適しているとは言い難い商品です。
ですが、新NISA制度には変更点も多く、
- 非課税期間の恒久化
- 枠の再利用
- 限度枠の拡張
などにより自由度が増えたことにより、
投資のスタイルにも幅を出すことが可能になりました。
そのため、従来の意味での『つみたてNISA』とは違った活用方法をしていくのも、
これからの時代においては、間違った選択ではないと思っています。
向いている人
資産形成を始めるのが遅かった場合など、
集中投資のリスクを覚悟した上で、
それでも急いで資産を形成したい人
には向いているのではないかと考えます。
まだ若い人や、時間があると思える場合には無理に高いリスクを取らずに、
S&P500や全世界株式などで、できるだけ分散投資した方が精神的にも良いのではと思います。
それだけ、10銘柄だけに投資する、というのは
リスクだという理解はしておく必要があります。
急ぐ気持ちはすごーく分かるニャ
資産形成をもっと早く始めたかった人生だったニャ‥
既に現行NISAでS&P500や全世界株式、全米株式などを大量に保有していて
その保有割合が高い場合には向いていると考えます。
同じ商品を同じように積み立てていくことも可能ですが、
現行NISAで買っているものは、
期限までは基本的に所持し続ける場合が多いと思います。
そのため、もう少しリスクを取りたい場合や、
所有割合の調整を考える場合、
新たな非課税枠を利用して購入するには良い商品だと考えています。
新NISAではもう少しリスク取りたいニャ。
FANG+は結構まじめに検討してるニャ!
自身のリスク許容度の把握と、
資産の配分に気をつけましょう!