流行りの【アクティブETF】

NIOMARU
最近アクティブETFってよく聞くニャ
GPT先生
海外ではすでに広まってきており、ここ10年ほどで総資産残高は25倍!
日本では先日2023年9月7日に6銘柄が初めて上場しました
NIOMARU
儲かるニャ?はよ教えろニャ

 

アクティブETFとは

アクティブETFとは、
特定の指標に連動したインデックス型のETFとは違い、
連動対象となる指標を定めずに、純資産の成長を目指す運用を行うETFです。

連動対象となる指標が存在しない

運用会社やファンドマネージャーといった投資のプロが
運用方針に沿って、組入銘柄や資産配分を選択することで、
市場平均を上回る投資成果を得られる可能性を提供します。

具体的には以下のようなものが考えられます。

  • 特定のテーマに特化したETF
  • 特定の地域や業界に投資するETF
  • マルチアセットETF
    (株や債券など複数のアセットを混ぜて運用を行うもの)

東証のアクティブETFにおける「アクティブ」は、
一般的に使われる『アクティブ運用』の意味合いより幅広いものとなっており、
インデックス運用以外の全てを含める意味となっています。

そのため、今後アクティブETFの種類や銘柄数が増えていくことが予想されます。

アクティブファンドとの違いは?

NIOMARU
うーん、元々あるような
投資信託のアクティブファンドとは
なにか違うニャ?
GPT先生
はい!では違いを簡単にまとめます!
ETFなので売買をリアルタイムで行える

市場の取引時間中は通常の株式と同様に、
リアルタイムで取引が行えます。

下落時や値上がり時の売買や、希望価格での指し値など、
タイミングを計った投資に対応が可能です。

組み入れ銘柄の開示頻度

通常の投資信託の場合、
四半期の決算などで全組み入れ銘柄の定期開示がありますが、
アクティブETFは日次開示の為、毎日情報が更新されており、
中身が常に確認できる状態で取引することができます。

低コスト

ETFの場合は販売会社に払う報酬がないため、
アクティブタイプの投資商品としては、比較的コストが低く抑えられています。

NIOMARU
にゃるほどニャ…結構違うニャね
GPT先生
便利な面も多いので、
これから商品が充実してくると、
ETFへ流れる動きも見られそうです

アクティブETF一覧

現在上場済みの銘柄は6銘柄で、10月に1銘柄追加されます。

  • PBR1倍割れ解消推進ETF
  • 政策保有解消推進ETF
  • 投資家経営者一心同体ETF
  • NEXT FUNDS 日本成長株アクティブ上場投信
  • NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信
  • MAXIS 高配当日本株アクティブ上場投信
  • 上場Tracers 米国債0-2年ラダー
    (為替ヘッジなし・10月5日上場予定)
NIOMARU
なんか面白い名前のやつもあるニャ
GPT先生
今後もユニークな商品が
どんどん増えていくかもしれません

アクティブETFのメリットとデメリット

アクティブETFのメリット

インデックス型ETFより高い投資成果が期待できる可能性がある

積極的にリスクをとり、リターンを最大化させる目的で運用を行なっているため、
従来のインデックス型に比べると高いリターンへの期待ができます。

特定のテーマや地域、業界に投資したい場合に集中して投資できる

自分の投資方針や目的に合わせて商品を選ぶことが可能です。
今後も様々なアクティブETFの登場が期待できます。

透明性が高い

毎日、組み入れ銘柄を確認することができ、
常に取引価格が見えた状態で売買することができます。
また、市場の取引時間内であればいつでも取引可能です。

そのため運用が分かりやすく、投資戦略も立てやすいと言えます。

低コスト

一般的なアクティブ運用型の投資信託と比べると
低いコストで運用することができます。

アクティブETFのデメリット

常に市場平均を上回ることは難しい可能性がある

積極的にリスクをとった運用となるため、
短期的な運用では一時的に大きくマイナスになる可能性もあります。

運用目標の不透明さ

アクティブETFにはベンチマークが存在しないため、
目標の実現性が分かりづらい面があります。

インデックスに連動するETFと比べると、
『運用目標の達成度』を重視した商品選びが難しいと言えます。

インデックス型ETFに比べると高コスト

一般的には、インデックス型ETFよりも信託報酬が高めに設定されているケースが多い為、
比べた場合には、コストが嵩む可能性があります。

まとめ

アクティブETFは、自身の投資スタイルやニーズに合わせて、
様々な投資商品を選択することができるというメリットがあります。

今後『売買しやすいテーマ型ファンド』が増えていくと、
より投資もしやすく、ポートフォリオにも組み込みやすくなっていくかもしれませんね。

NIOMARU
にゃるほどニャ!とってもよく分かったのだ!
新しいもの好きだから早速買うニャ!!
GPT先生
いいえ!まずは各銘柄をしっかりと
調べてからにしましょう
NIOMARU
ニャ…